モハ140
RP591 Web#=849 掲載2013/10/26写真1はモハ140形モハ140、1978/5/14三岐鉄道三岐線保々車庫。 1942年小田急電鉄は川崎車輛でデハ1600形1605を製造しました。 1969年小田急電鉄で廃車になったデハ1600形1605を譲受けて、西武鉄道所沢工場で両運転台化改造が行われました。 1970年モハ140形モハ140として竣功しました。 全長16.3m、自重38.5t、出力94kwX4=376kw、定員115名、貫通型両運転台、片開き3扉車でKS33L形台車を履いていました。 1980年入線から僅か10年で近江鉄道へ売却され、同じルーツを持つモハ200形のモハ205として編入されました。その後シールドビーム化、ATS機器とワンマン機器が取り付けられました。 1991年西武鉄道701系の車体を使って更新され近江初の冷房電車モハ220形221となりました。
モハ150

写真2〜4はモハ150形モハ150、1978/5/14三岐鉄道三岐線保々車庫。 1972年廃車になった西武鉄道クモハ311形の電気部品を再利用して、西武鉄道所沢工場で車体新造した準新車です。 モハ150は後に保々車両区でヘッドライトをシールドビーム2灯に交換され、妻面の印象が大きく変わりました。その後西武鉄道様式の電光式方向幕とATS機器、ワンマン設備も設置されました。

全長18.7m、自重37.0t、出力85kwX4=340kw、定員140名、切妻貫通型両運転台、片開き3扉車でTR14A形台車を履いていました。 1991年廃車。三岐鉄道オリジナル設計の電車の中で最後に残りましたが、新造後20年も経過していないのに廃車となりました。。

モハ150形のデザインは中途半端な切妻で随分損をしているように思えます。国鉄の103系のように徹底した切妻だった方が良かったかもしれません。すっきりとした優しいデザインのモハ120系と比較して、かなり異様な印象(特にヘッドライトが1灯時代には)を与えていたのではないでしょうか?
モハ151

写真5はモハ150形モハ151、1978/5/14三岐鉄道三岐線保々車庫。 1973年廃車になった西武鉄道クモハ311形の電気部品を再利用して、西武鉄道所沢工場で車体新造した準新車です。 1992年801系の就役に伴い廃車となりました。 モハ151は新造当初から2灯シールドビームを備えていました。
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