古い車輌の写真

江ノ島鎌倉観光 2

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RP032 Web#=88 掲載2008/3/10

江ノ電は1955年から車輌の近代化に取り組み、元王子電車(買収により都電)の112号と202号を改造(連結面に貫通扉を設置と総括制御化)して2両固定連結車200形201-202としました。当初2両固定連結車であった200形201-202は曲線区間の通過に難があり、結局連接車に改造されて306号となりました。この編成は屋根の高さが異なるので、面白い編成となりました。

302

302は江ノ電のボギー車(タンコロ)101号と102号を、タネ車として連接車に改造して登場しました。曲線区間が多い江ノ電の路線においては実際の運行の結果、連接構造の方が2両固定連結よりも有利であるとこが分かりました。以後の改造車や新造車も連接構造が採用されるようになりました。

デト2

1947年に東急電鉄の電動貨車デト3011を譲受てデト2号となりました。運転台は極楽寺の検車区で巾の狭い形に改造されています。保線作業で必要なバラスト運搬に活躍しましたが、次第に道路が整備され、トラックで保線資材を運搬するようになると、出番がなくなってきました。とうとう1970年に600型にモーターなどを譲って廃車解体となりました。

ローカルの電車ファンとしてはこのような貨物電車は必須のアイテムです。運転台の中がどことなく安っぽい空色に塗られていたのが印象に残っています。台車はこのような小型電車の定番ブリル21です。

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