古い車輌の写真

旧型国電 配給車 2

RJ197 Web#=864 掲載2013/11/18

写真1はクモル23形クモル230060、1963年頃 国鉄吹田電車区。

1922年に日本車輛東京支店で作られた木造2扉クロスシート車デハ43200形の中のデハ43229がクモル23060の前身。
1926年3扉ロングシート化改造を受けてデハ63100形デハ63253へ改番。
1928年車両形式称号規程改正に伴いモハ10形モハ10153に改番。
1952年日本車輛東京支店で鋼体化と荷物電車への改造が行われモニ13027と改番。この時両端は切妻で非貫通となりました。1953年の車両形式称号規程改正に備えてモニ53形ではなくて当初からモニ13形でした。
1959年車両形式称号規程改正に伴いクモニ13形クモニ13027へ改番。
1963年幡生工場で配給車に改造されクモル23形クモル23060と改番。
1980年大タツ(大阪鉄道管理局高槻電車区)で廃車。

クモル24052

写真2はクモル24形クモル24052、1966/5/28国鉄吹田電車区。

1925年に日本車輛東京支店で作られた木造3扉のデハ63100形デハ63169がこのクモル24052の前身。
1928年車両形式称号規定改正に伴いモハ10形モハ10069へ改番。
1936年国鉄大井工場で鋼体化改造を受けモハ50形モハ50020と改番。
1953年車両形式称号規程改正に伴いモハ11形モハ11424と改番。
1959年車両形式称号規程改正に伴いクモハ11形クモハ11424と改番。
1964年国鉄吹田工場で配給電車に改造されクモル24052と改番。写真で見られるように無蓋部分は鋼板プレス製アオリ戸付で前面非貫通に改造されました。
1981年大タツ(大阪鉄道管理局高槻電車区)で廃車。

クモル24053

写真3はクモル24形クモル24053、1966/5/28国鉄吹田電車区。

1923年に日本車輛東京支店で作られた木造2扉のデハ43200形デハ43226がこのクモル24053の前身。
1926年3扉ロングシートに改造されデハ63100形デハ63250と改番。
1928年車両形式称号規程改正に伴いモハ10形モハ10154へ改番。
1939年国鉄大井工場で鋼体化改造を受けモハ50形モハ50067と改番。
1953年車両形式称号規程改正に伴いモハ11形モハ11459と改番。
1959年車両形式称号規程改正に伴いクモハ11形クモハ11459と改番。
1964年国鉄吹田工場で配給電車に改造されクモル24053と改番。写真で見られるように無蓋部分は鋼板プレス製アオリ戸付で前面非貫通に改造されました。
1982年大タツ(大阪鉄道管理局高槻電車区)で廃車。

クル29003

写真4はクル29形クル29003、1966/5/28国鉄吹田電車区。

1928年日本車輛本店で作られたモハ30形モハ30178が、このクル29003の前身です。
1947年から1949年にかけて長さ20mの大型車に電装品を譲るために電装解除となりクハ38形クハ38114と改番。
1953年車両形式称号規程改正に伴いクハ16形クハ16162と改番。
1953年東急車輌で更新修繕と丸屋根化が行われ、クハ16264と改番。
1965年吹田工場で配給車に改造されクル29形クル29003と改番。
1978年大タツ(大阪鉄道管理局高槻電車区)で廃車。

配給列車

写真5は配給列車として活躍中のクモル24形2輌編成、1969/8/13東海道本線芦屋駅〜西宮駅間。

漫然と東海道本線にカメラを向けていたら、珍しい配給電車が通りかかりました。この頃はまだダイヤを聞いてみるという発想が無くて、偶然の出会いに期待を寄せていました。

マヤ検列車

写真6はマヤ検列車、1973/10/6、東海道線大阪駅。

クモルも高速軌道試験車をサンドイッチにして活躍していました。

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