古い車輌の写真

砂利トロ

砂利の積み込みプラント

RM003 Web#=9 掲載2007/12/7 修正2 2012/7/28

大昔にオリンパス・ペンSというハーフサイズのカメラで撮っていた時代の写真をスキャナーで取り込んで整理していたら、ワタクシ好みのとんでもない映像がありました。新幹線の鴨宮実験線のすぐ近くで砂利を販売している業者の物流倉庫?です。写真1の全景でご覧のように木造の橋脚の上に線路が敷かれていて、砂利を積んだ貨車(トロッコ)が行ったり来たりするようになっています。地上の砂利をダンプカーに積み込むための施設だったのでしょう。写真はたったの1枚ですが、その重要性!?に鑑みトリミングしたものも2枚併せて掲載。

小さいミスター・カトー

写真2はぼろぼろ(よく働いていたんでしょう)のミスター・カトーです。多分3トン程度のガソリン機関車かな? 黄色の車体は素晴らしいウエザリングですね。これぞ究極の軽便鉄道、侘び寂びの極み、枯れた境地・・・鉄の辿り着く最後の桃源郷?

砂利トロ

写真3は典型的な土木工事用手押しトロッコです。連結器が無いのかな? スロープの麓から満車のジャリトロを押し上げてダンプカーに積み込み、空車になったらブレーキをかけながら降りていくというような運用だったのでしょう。

撮影は1963年頃です、記録が見当たらないので。こんなものに興味を持つのは鉄としておかしいのでしょうか? 究極の軽便鉄道ですね。


近江鉄道の車庫裏で見かけたカトーのガソリン機関車?

写真4と5は番号の標記が読めなかった加藤製作所製小型ガソリン機関車、1975/3/29近江鉄道彦根検車区裏手のスクラップ置場にて。

この頃の近江鉄道は廃車になった車輌を解体してスクラップとして売却するというビジネスを始めていました。これからスクラップになる材料の置場に建設現場で使われたようなボロボロの小型ガソリン機関車が置いてありました。

黄色に塗られていたようですが、もう錆が全身に回って哀れな状況でした。河川の砂利を採取するトロッコ・ラインで随分手荒に運用されていたのでしょう。かわいそうに機関車の番号も貰っていなかったようです。

写真1と2に写っているガソリン機関車もこのような末路だったと思います。

修学旅行で出会い

高校の修学旅行で九州をバス旅行している際に発見した工事用のディーゼル機関車 or ガソリン機関車。撮影は1965/3/9、場所は山並みハイウエイの途中だと思います。まだ地方では土木工事用のトロッコが活躍していたのでしょう。

       前のページ 次のページ軽便鉄道