古い車輌の写真

尾小屋鉄道 9 貨車

ト?

RP606 Web#=885 掲載2014/1/12

写真1は無蓋車、1966/8/4尾小屋鉄道新小松車庫。

尾小屋鉱山が閉山となり貨物営業をやめたのは1962年のことです。元はちゃんとした形式と車籍を持っていた無蓋車と思われますが、1-1と言う意味不明な番号が煽り戸に書かれていました。積んでいるのは除草剤を入れて、線路に撒布するためのタンクでしょうか。

チ?

写真2は長物車、1977/3/20尾小屋鉄道新小松車庫。

ここまで車体がシンプルになってしまえば、もう車籍の無い保線機材なのでしょう。元の形式や番号は読み取れませんでした。床もあちこちが破れていて、フラットカーとしてのお役目も無理のようです。

雪掻車

写真3と4は雪掻車、1966/8/4尾小屋鉄道新小松車庫。

豪雪地帯のレイアウトで機関区の隅っこに置いておくアクセサリーとして恰好の物ではないでしょうか。端面に見えるエンジンのラジェーターが、「動力付きの当てになるスタッフだよ〜」と主張していました。

重い防水シートを持ち上げてまで内部構造を撮影するのは、チト憚られます。国鉄の立派な除雪車とは違って、あまり乗り心地の良くないような小型の2軸車でした。

この除雪車はどこの製品なのでしょうか? いろいろな資料に当たったのですが、わかりませんでした。豪雪地帯を走る鉄道なので、市販の除雪機械を参考に、尾小屋鉄道新小松工場の職員たちが自作したのではないでしょうか?
写真6は市販されている除雪機HG-K905Cです。



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