古い車輌の写真

国鉄救援車 4 スエ71

スエ71形

RJ219 Web#=896 掲載2014/2/6

1960〜1967年に国鉄の各工場でマニ71形、マニ72形、マニ74形、オハユニ71形、スユ72形、オユニ71形、マニ76形、スユニ72形、オル71形を種車として103両が改造された長さ20mの救援車です。

スエ71 15

写真1はスエ71形スエ71 15、1966/5/28国鉄吹田機関区。

写真1のスエ71 15は、最初スハ32形スハ32 114として就役。
戦災を受け、戦後にオハ71形オハ71 14として復旧。
その後荷物車に格下げされ、マニ74形マニ74 65と改番。
救援車に改造され、スエ71形スエ71 15となりました。

スエ71 21

写真2はスエ71形スエ71 21、1969/9/19国鉄呉線糸崎機関区。

写真2のスエ71 21は、最初スハフ32形スハフ32 212として就役。
戦災を受け、戦後に郵便車スユ71形スユ71 3として復旧。
その後郵便車スユ72形スユ72 3に改造。
救援車に改造され、スエ71形スエ71 21となりました。

スエ71 31

写真3と4はスエ71形スエ71 31、1970/1/24国鉄参宮線伊勢市駅。

写真3のスエ71 31は、最初スハ32形スハ32 798として就役。
戦災を受け、戦後にオハ71形オハ71 76として復旧。
荷物車に格下げされ、マニ76形マニ76 7と改番。
救援車に改造され、スエ71形スエ71 15となりました。

写真になった70系客車を見ていると、戦後直後の資材が不足している困難な時代が思い起こされます。何度も修理は受けているのでしょうが、ベコベコの車体側板が全てを語っています。

スエ71 92

写真5はスエ71形スエ71 92、1969/9/19国鉄呉線糸崎機関区。

写真5のスエ71 92は、最初スハニ31形スハニ31 34として就役。
戦災を受け、戦後にオハ71形オハ71 74として復旧。
荷物車に格下げされ、マニ76形マニ76 5と改番。
救援車に改造され、スエ71形スエ71 92となりました。


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