古い車輌の写真

加古川線の蒸気機関車 2

C12 167

RJ226 Web#=903 掲載2014/3/29

写真1と2はC12形C12 167、1969/6/5 国鉄加古川線加古川駅。

加古川駅の入換作業は加古川駅の裏に在った加古川機関区に配属されていたC12達の担当でした。

ここに配属されていた蒸気機関車は、全てシールドビームのヘッドライトを装備していて残念でした。

C12 167の最終配置区は南延岡機関区で廃車は1974/6/12、その後兵庫県多可郡多可町加美区「多可町加美地域局」(旧加美町役場)に保存されていましたが、2007年に鳥取県八頭郡若桜町に在る若桜鉄道の若桜駅構内へ移され圧縮空気で動くところまで復元されました。。

C12 225

写真3と4はC12形C12 225、1969/8/7 国鉄加古川線加古川駅。

C12 225の最終配置区は吉松機関区で廃車は1975/2/8、その後鹿児島県霧島市霧島高原国民保養センターに保存されていましたが、2008年に解体撤去、解体後にナンバープレートだけがJR九州鹿児島総合車両所に返却されました。

写真で見られるように、ここのC12は常に前に控車を1輌連結していました。入換作業中に連結手が蒸気機関車のステップに片足を掛けて手摺にしがみついているのは危険だからでしょう。小さな小屋が控車に載っていますが、連結手の休憩所のつもりなのでしょうか。でもあまりに背が低いので、こんなところでの休憩はお断りしたいですね。

ホキ6000

写真5はホキ6000形ホキ6000、1969/8/7 国鉄加古川線加古川駅。

加古川駅の裏に在るヤードには時々このようなカーバイト専用貨車が停まっていました。こぼれたカーバイトで標記は殆ど読めませんでした。

当初カーバイトは専用の横から取り出す細長いコンテナに入れて、チキ(長物車)に載せて運ばれていました。その名残りでホッパーと言うより単なる四角い容器がフラットカーに載せられたような形態をしていました。

ホキ6039

写真6はホキ6000形ホキ6039、1969/9/11 国鉄加古川線加古川駅。

このカーバイト専用ホッパ貨車の取出口は反対側の側面だけに取り付けられていました。取出口側側面の様子は上の写真のホキ6000の後ろに見えます。

     前のページ 次のページ