古い車輌の写真

姫路駅 3 C11-3

C11 278

RJ229 Web#=908 掲載2014/12/29

写真1〜3はC11形C11 278、1969/10/23国鉄山陽本線姫路駅。

1944年日本車両名古屋で製造。
1947年奈良機関区へ転属。
1950年姫路機関区へ転属、この後福知山、新宮、篠山口等に短期間転属。
1971年姫路機関区で廃車。

背面のタンクから水があふれて色が変わっているのはモケイゴコロをそそりますね〜、ぜひランボード側面やキャブ下端の白ペンキ塗りも含めて再現したいものです。

1941年に始まった太平洋戦争は1945年に終わりました。その間に作られた蒸気機関車はドームが角型になったりデフレクターが木製になったりという、戦時型の簡略設計が適用されました。

このC11 278も特徴のある戦時型設計の角型ドームを載せていました。戦時型木製デフレクターは後に標準型の鋼製に取り替えられています。

東武鉄道 C11 2

写真4は東武鉄道C11形C11 2、1963/3/31東武鉄道館林機関区。

1945年奥多摩電気鉄道は日本車両名古屋でC11と言う近代的な蒸気機関車を1輌発注していました。しかしドームの形状やデフレクターの構造からも分かるとおり戦時型で、出来はあまり良くなかったようです。私が訪問した時は1963年に廃車となり、館林機関区の片隅に押し込まれていました。

C11 362

写真4はC11形C11 362、1969/7/27国鉄山陽本線姫路駅。

1946年日本車両名古屋で製造大阪鉄道管理局宮原機関区へ配属。戦争が終わってからの製造なのでドームは標準型になっています。
1948年宮原機関区の池田支区へ転属、福知山線の大阪近郊でサバーバンタンクとして活躍していたことでしょう。
1957年吹田第一機関区へ転属。
1964年姫路第一機関区へ転属。
1969年姫路第一機関区で廃車。
このロコのサイドタンクの動揺を抑えるステーは、大股開きの素人細工でとても醜いのは残念です。

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