古い車輌の写真

姫路駅 4 C11-4

C11 292

RJ231 Web#=908 掲載2014/12/30

写真1〜5はC11形C11 292、1969/9/28国鉄山陽本線姫路駅。

1945年日本車輌名古屋で新製、大阪鉄道管理局姫路機関区配属。
1972年までずっと姫路の近くで活躍。
1972年品川機関区へ転属、そこで廃車。そして分解して新橋駅西口に運び,
再組立の上静態保存。東京南鉄道管理局長と東京都港区長との間で無償貸与契約が締結されました。

C11 292は品川機関区に配属された機関車の中で、最後の蒸気機関車でしたが、これは単に保存場所の最寄り区としての事務処理上の都合だけのようです。

このロコは太平洋戦争の終戦まであと半年という1945年2月に竣工しました。戦時型設計で角ばったドームと木製のデフレクターを装備していました。このC11 292は後にきちんと整備され標準型となりましたが、どうしたわけか木製デフレクターの外枠を利用して鋼製のデフレクターが作られたようです。

戦時型というと粗末な材料で、丸い部分を四角く作って工数を節約した粗悪な機関車というイメージで見られがちです。しかしこの角度でC11 292を眺めると四角いドームも機能的なデザインとして好ましく思えるのはサイト・オーナーだけでしょうか?

新製依頼ずっと姫路でこの写真のように近郊から通勤通学客を都市まで運ぶ列車をけん引してきました。





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