C11 292
RJ232 Web#=909 掲載2015/1/3 写真1〜3はC11形C11 292、1970/2/27国鉄山陽本線姫路駅。
このロコは戦時型であまり出来が良くなかったと思われますが、国鉄新橋駅西口広場で保存されました。その整備の際にあまりに不細工な左右のサイドタンクを連結するアングル材のステーが撤去されたのは喜ばしいことです。
写真4〜5はC11形C11 292、2012/4/12国鉄新橋駅西口広場。 1972年品川機関区へ転属、廃車。その後分解して新橋駅西口に運び、再組立の上静態保存されました。このころはC11の廃車も沢山あり、このC11 292も他の廃車のドームやデフレクターを流用して本来の設計に戻すことは容易だったと思えますが、戦時形の面影を残して保存されたのは意義のあることです。
惜しいのはシールドビームのヘッドライトがそのまま残されて、ピッカピカに磨かれていることです。当時の廃車蒸気機関車から流用して、就役当時のヘッドライトに復元すべきでした。左右のサイドタンクを連結するアングル材のステーが撤去されているのに注目してください。 デフレクターも戦時型原型のとおり木製に復元することは容易だったと思われますが、いかがでしょうか。
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