古い車輌の写真

小郡機関区 1 小郡駅

山口線のディーゼルカー

RJ240 Web#=917 掲載2015/1/23

写真1は山口線のディーゼルカー、列車はキユニ17 15+キハ35系+キハ55系の3輌編成、1972/5/7国鉄山陽本線小郡駅。
小郡駅は1900年に私鉄の山陽鉄道によって開業、1906年に国有化されました。1913年に山口線が開業、1925年に宇部鉄道が小郡駅へ乗り入れました。1943年に宇部鉄道は国有化され宇部線となりました。
1975年に山陽新幹線が開業。平成の大合併による旧小郡町と山口市の合併が具体化していた2003年に駅名が新山口となりました。

宇部線の電車

写真2は宇部線のクモハ51031、1972/5/7国鉄山陽本線小郡駅。

以前の宇部線では社型電車や17m級のクモハ11等が活躍していたのですが、流石に1970年代となると写真2のようにクモハ51等の20m級旧型国電の天下となっていました。

山口線の貨物列車

写真3はD51 1025が牽引する貨物列車、1972/5/7国鉄山陽本線小郡駅。

このように小郡駅は国鉄線3線が合流する運転上は大きな駅でしたので、山陽新幹線開業前は小郡駅を起点終点とする列車も設定されていました。宇部興産を荷主とする貨物列車も数多く運転されていましたが、相次ぐ国鉄のストライキと水害で石灰石などを主体とする貨物は宇部興産が作った専用高速道路と超大型トレーラートラックに移行しました。

小郡客貨車区の操重車 ロソ89

写真4は操重車、1972/5/7国鉄山陽本線小郡駅プラットホームより。

小郡客貨車区の操重車ソ80形ロソ89は駅のプラットホームからすぐの側線に留置されていました。

隣接する小郡機関区は国鉄民営化に伴い、名称が何度も変更されました。現在は下関総合車両所運用検修センター新山口支所となっています。

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