古い車輌の写真

門司機関区 2 9600-1

39668

RJ253 Web#=930 掲載2015/2/27

写真1と2は9600形39668、1969/9/20国鉄門司機関区。

この写真を撮影した1969年は石炭輸送の最末期でしたが、まだ9600形蒸気機関車が牽引する長い石炭列車が運転されていました。門司機関区にもたくさんの9600型蒸気機関車が出入りしていました。

1919年川崎造船所兵庫で新製、仙台鉄道管理局に配属。盛岡機関区や会津若松機関区で活躍しました。
1940年鹿児島本線の出水機関区へ転属。以来ずっと九州で活躍を続けました。
1954年行橋機関区へ転属。
1972年行橋機関区で廃車、解体。

49605

写真3と4は9600形49605、1969/9/20国鉄門司機関区。

1920年川崎造船所兵庫で新製、名古屋鉄道管理局に配属。松本や上諏訪、甲府などの機関区で活躍しました。
1941年九州の直方機関区へ転属、以後ずっと九州で活躍しました。
1948年門司機関区へ転属、ここで長く働きました。
1972年後藤寺機関区へ転属。
1973年後藤寺機関区で廃車、解体。

49605の前端には入換作業の時に連結手が乗るための白く塗装された手すりが設置されていました。貨物用蒸気機関車でしたが、どちらもお洒落な化粧煙突を残していました。ヘッドライトは古い小型のものが取り付けられていました。