古い車輌の写真

能勢電鉄 6 50形

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RP612 Web#=941 掲載2015/4/11

写真1と2は50形51、1965/4/1能勢電鉄平野車庫。

この写真を撮影したころの51はトロリー・ポールとZパンタグラフの両方を装備していました。

写真2は50形51、1966/1/25能勢電鉄平野車庫。

この写真を撮影したころの51はZパンタグラフを残して、トロリー・ポールを取り外していました。張り上げ屋根が汚れていたのは残念でしたが、それでも明るい印象を与える日本の地方私鉄に在籍する小型電車の典型でしょうか。

写真3は50形51、1967/4/16能勢電鉄川西能勢口駅。

このころになると50形51と60形61( これは予備車でした )が川西能勢口〜川西国鉄前間の専用車となっていました。この区間は朝夕の数本だけ、しかも歩いて行ける短い区間だったので乗客はほとんどいませんでした。そのためか、車体の手入れも残念な状態でした。

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写真4は50形52、1963能勢電鉄絹延橋車庫。

1946年阪急の37形3輌は能勢電鉄に売却され70形71〜73となりました。後に鋼体化改造を受けて71→50、72→52、73→51となりました。
1952年に72は鮮魚や野菜を運搬するための荷物電車に改造されました。
1954年帝国車輛で72の機器や台車を再利用し車体を新造して50形52となりました。

写真5は50形52、1967/4/16能勢電鉄平野車庫。

1966年に廃車となっています。車体は写真5で見られるように、しばらく平野車庫で保管されていましたが、後に解体されました。