古い車輌の写真

ナガシマスパーランドの蒸気機関車 4

日本鋼管 122

RM017 Web#=492 掲載2010/4/6

写真1〜3は元日本鋼管浜川崎工場の122、長島温泉ナガシマスパーランドにて。

元日本鋼管浜川崎工場の構内専用鉄道で使われていた122です。浜川崎工場にはBタンク機が18輌、Cタンク機が17輌在籍していました。122と同形のCタンク蒸気機関車は111〜116と119〜125の13輌で、1939年〜1951年にかけて川崎車輌で作られました。

製鉄所の産業用Cタンク蒸気機関車は大型のものが多いのですが、このシリーズは自重が25.4tとかなり小型です。

現役時代の同系機はこのサイトと、その次のページをご覧ください。

日本鋼管浜川崎工場の125

写真4〜6は日本鋼管浜川崎工場の125、国鉄浜川崎駅に隣接する共同ヤードより。

これは長島温泉の122と同形の125で、ヤードで熔銑台車シキ200型2輌と熱い出来立てホヤホヤの焼結鉱を運ぶ専用ホッパー貨車ホキ5300型を牽引する現役時代の写真です。

ここは合同ヤードと呼ばれ国鉄、日本鋼管、第一セメントの三者が共同で使っていました。

写真5の左側から124、125、120の3輌が並んでいます。

日本鋼管浜川崎工場では戦後製が多い国産の産業用標準型蒸気機関車を使用していました。これらは鶴見工場の古典輸入蒸気機関車と違い、新鋭機だったので最後まで使われていました。

日本鋼管専用線の蒸気機関車達は1967年頃からディーゼル機関車(写真6の右端)に置換えられて次々と廃車解体となりました。幸運な122は鶴見工場の15と共に、1972年に長島温泉SLランドにやってきましたが、1984年頃に全てが解体されスクラップとなってしまいました。

    前のページ 次のページ