古い車輌の写真

京阪電鉄 6 1700系

1702

RP361 Web#=581 掲載2011/4/19

写真1は1700形1702、1970/7/5京阪本線中書島駅。

京阪電鉄では1950年から整備された1000系を使用して特急列車が運転されるようになりました。好評だったので1951年〜1953年にかけて特急専用車輌として1700系が新造されました。1700形1701〜1709と1750形1751〜1759の合計18輌で川崎重工業、帝国車輌(後に東急車輛に吸収)、ナニワ工機(後にアルナ工機を経てアルナ車輌)で作られました。

1752

写真2は1750形1752、1970/7/5京阪本線中書島駅。

屋根の雨樋が運転台の上で一段下がっているデザインが初めて採用されました。塗装は車体上半分がマンダリン・オレンジ、下半分がカーマイン・レッドという京阪特急色で登場しました。このカラースキームは永らく京阪特急のシンボルとなりました。後に一般車に格下げされ緑の濃淡に変えられました。

1758

写真3は1750形1758、1970/7/5京阪本線中書島駅。

登場時はクロスシートで亜竣工しましたが、1957年からロングシートに改造されました。1963年の1900系登場によって1700系は一般車に格下げされ、1965年からラッシュ対策として3扉(中央に両開扉が増設)に改造されました。

1788

写真4は1780形1788、1970/7/5京阪本線中書島駅。

2輌編成6本が1967年から4輌編成3本に組み替えられ、中間の運転台は撤去されました。運転台を撤去された1700形3輌1707〜1709は1780形1787〜1789に改番されました。同様の改造を受けた1750型1751〜1753は改番されませんでした。

1983年に架線電圧が1500Vに昇圧されると、1000系は1983年に廃車となりました。

   京阪電鉄 1 1900

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