古い車輌の写真

熊本市電 4

200

RP529 Web#=778 掲載2012/9/3

写真1は200形200、1965/3/11。

1958年と1959年に東洋工機で200形200〜209の10両が製作されまた。全長12.0m、自重15.0t、出力38kwX2、定員70名、台車は200〜204が近畿車輛製KD201、205〜209が住友金属製FS74。新製時にオルゴールを装備していましたが1960年に取り外されました。
1966年にワンマン化改造され1200形に改番、200は1210、201〜209は言番号+1000でした。
1978年に1202と1208が路面電車としては日本初の冷房化改造を受けました。
1985年8500形へ部品を転用するために1202、1206、1208、1209が廃車。

353

写真2は350形353、1965/3/11。

1960年に東洋工機で350形351〜356の6輌が製作されました。全長12.0m、自重15.0t、出力38kwX2、定員70名、台車は351〜353が近畿車輛製KD201、354〜356が住友金属製FS74。
1967年にワンマン化改造が行われ原番号+1000に改番、1350形1351〜1356となりました。
1979年冷房化。

380

写真3は380形380、1965/3/11。

1935〜1936年に大阪市電は900形を田中車輌30輌、日本車輌製造15輌、梅鉢車輌5輌、901〜950の合計50輌を製造しました。
1963年905、922、927〜930、936、937、940、945の10輌を譲受、380形380〜389として就役しました。

390

写真4は390形390、1965/3/11。

1964年に上記380形に続いて913、923、944、948〜952、957、959の10輌が譲渡され390形390〜399となりました。

391

写真5と6は390形391、1965/3/11。

大阪市電で登場した時は流線形のスマートな電車と評されていましたが、「く」の字形に曲げられた中扉の折曲角度の歪みがひどくなってきたためにプレス製の扉に交換しました。中扉交換の際には「く」の字の角度が1両ずつ微妙に異なっていたため、現物合わせで寸法調整しながら交換しなければならなかったそうです。

大阪市電の900形は1963年に10輌譲渡されて380形380〜389、1964年も10輌譲渡され390形390〜399、1965年にも5輌譲渡され400形401〜405として就役しました。1965年にはもう5輌が譲渡されましたが、ナニワ工機で初めからワンマン化改造を施され1000形1001〜1005として就役しました。

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