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古い車輌の写真
近鉄南大阪線 4吉野線吉野口駅RP279 Web#=443 掲載2010/1/27写真1はモ6001形モ6009を先頭とする準急列車、1972年近鉄吉野線吉野口駅にて。 吉野口駅は国鉄(和歌山線)が管理している近鉄との共同使用駅です。駅舎などは国鉄の古い風情のある建物を残しています。貨物営業も盛んで、貨物上屋や入換ヤードも備えていました。 6009写真2はモ6001形モ6009、1972年近鉄吉野線吉野口駅にて。1963年から就役したモ6000系で、まだ冷房装置を搭載していない頃です。1978〜1979年に冷房化改造、1983〜1987年に車体更新を受けています。6000系はこの6009を含む編成が最後まで南大阪線で運用され、2002年に廃車となました。 モ5805写真1と2はモ5801形モ5805、1971/1/15養老線の中間駅にて。モ5800形電車はもともと大阪鉄道が1923年の電化に備えて川崎造船で13輌製造したデイ1形と呼ばれる木造電車で、車体はアメリカのインターバンの影響を受けた豪華なデザインでした。明治末期から関西の私鉄で多く採用された前面丸型5枚窓でシングルルーフ、窓枠上部に明り取りの櫛型窓が採用されていました。ところが鋼体化の時は予算が少なかったのか窓枠を再利用した小さな窓と短い車体+最新流行の湘南形前面になってしまいました。この系列は南大阪線の大型車導入後、ゲージが同じ養老線の転属し余生を送っていました。 モ5808写真6はモ5801形モ5808、1971/1/15養老線西大垣駅にて。また5807〜5810は写真4で見られるように貫通タイプで登場しました。貫通幌が大きく見えるのは、車体断面がそれほど大きくないからでしょうか? 依然として窓枠を再利用した小さな窓と短い車体という不細工な電車でした。 養老線の記事も参照してください。 モ5821写真5はモ5821形モ5821、1971/1/15近鉄養老線西大垣駅にて。養老線で使われていた元伊勢電のクニ5421形5421〜5424の4両が狭軌線の南大阪線における特急「かもしか」号用として、優等列車仕様に改造され形式はモ5821形になりました。しかし新しい吉野特急専用車が新造され、旧かもしか号は元の古巣である養老線に再度都落ちとなりました。
写真6は1971/1/15取材に行った日の寒い早朝、まだ朝もやが濃い時間に養老線の小さな中間駅にて。モ5821はしばらくの間旧特急塗装でクロスシート装備のままで使われていました。養老線のかもしか号の記事とその次のページも参照してください。
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