古い車輌の写真

貨車移動機 2 半キャブ

ニチユ(日本輸送機)製貨車移動機

RJ026 Web#=64 掲載2008/2/8修正1 2012/3/6

写真1はニチユ(日本輸送機)製標準型の貨車移動機、1972/8/3に上熊本駅。

ありふれたタイプなのですが、車体の塗装が凝っていました。普通は黄色一色(日通イェロー)なのですが、これは本線用ディーゼル機関車DD51型などと同じ豪華な3色塗分けでした。国鉄小倉工場のアソビゴコロかな? 後方に見えるのはこの移動機のための立派な車庫!です。

写真2は標準型貨車移動機の通路側、1970/3/26国鉄西宮駅。

これは標準の塗装、つまり黄色一色(日通イェロー)でした。わが町西宮に在る国鉄西宮駅には大きなビール工場(パワム584000)と生コンプラント(タキ1900)に通じる専用線(社有の青いDBシャンターがいました)とお酒(灘の生一本 タキ13700)や豚(伊藤ハムの工場向けウ)を荷役する貨物用プラットホームが付属していました。貨車移動機は7トンカトーが1台、写真のニチユが2台、20トンが1台と、青色のセメント会社私有のシャンターという豪華な布陣でした。

専用のチキ

写真3はチキ3000形チキ3326、1969/7/20国加古川駅。

貨車移動機の大掛かりな点検整備は写真3のように専用のチキ(チキ3326で国鉄の職用ということで側面が白色に塗装されていました)に載せられて国鉄の工場まで運ばれていました。 チキの左端には引き上げ用のウインチが載っています。

このような光景は貨物駅が無くなってしまった現今では見ること出来ません。こんな積み方で、よくまぁ〜移動機が転げ落ちないもんだと感心して見ていたのを思い出します。

平機関区の備品

写真4、この怪物は一体なんでしょう? 1966/8/3、平機関区の扇形庫。

この怪物はナニを動力にしているのか良くわかりませんでした。多分、検修線専用のバッテリー式移動機械で、テンダーなどの移動に使われたのでしょう。