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古い車輌の写真
南海電鉄 7 キハ5501系、サハ4801キハ5501RP456 Web#=690 掲載2012/1/23写真1と2はキハ5501形5501、1971/9/1南海電鉄天下茶屋車庫。 1959年に帝國車輛工業(後の東急車輛)でキハ5501と5502の2両が製造されました。この2輌は新潟鐵工所で国鉄向に製造中の鋼体を購入して南海電鉄仕様で竣工したものです。和歌山から白浜までの国鉄紀勢線の準急「南紀」に併結して乗入運行されていました。
キハ5501形は国鉄キハ55形100番台と同じ設計で、就役当初は全体を淡黄色で雨樋と窓下に細い赤帯を入れた準急色で竣工しましたが、後にクリーム色4号と赤11号の急行色に変更されました。
1985年にディーゼルカーで運行されていた急行「きのくに」が全て485系電車による特急「くろしお」になり、南海線直通難波発着の「きのくに」は廃止されキハ5501系はすべて廃車解体となりました。 キハ5553写真3と4はキハ5551形5553、1971/9/1南海電鉄天下茶屋車庫。キハ5551形はキハ5501形と同じ用途ですが、両運転台を備えていました。 この系列はエンジンを2台搭載していたために冷房用発電セットを搭載するスペースが無く、最後まで非冷房車のままでした。
南海電鉄には多くの種類の車輛が在籍していて、鉄道ファンを楽しませてくれました。
C10001形蒸気機関車、南海型の電気機関車、モユニやクハユ、モニなどのバラエティー豊かな電車、急行用ディーゼルカー、客車、魅力ある南海型ワフ、軌道線の路面電車や貨物電車などなど。 国鉄キハ26 106写真5はキハ26形キハ26 210、1976/12/4国鉄山陰本線舞鶴駅。写真5は南海電鉄キハ5501系の元となった国鉄キハ55系でエンジンが1台だけ搭載したキハ26です。 このキハ26 210はヘッドライトが原型を保っています。 サハ4801写真6はサハ4801形4801、1971/10/24国鉄紀勢線御坊駅にてDF50が牽引する普通列車。手前のオハフ33 450と荷物車の間に連結されているのがサハ4801。塗装は濃緑色で車体断面が少し小さいので列車の中では目立ちます。1944年南海鉄道山手線(元阪和電鉄)が戦時国有化された際に南海鉄道に引き揚げられた元筑波鉄道の木造客車です。阪和電鉄クタ800形801〜804から南海鉄道サハ3801形サハ3801〜3804となり、敗戦直後はC10001形蒸気機関車に牽引されて急行列車!!として使われていました。 1952年にサハ3804を改造(名義だけ)してサハ4801形サハ4801が作られ、キハ5501形に先駆けて南紀直通列車に使用されていました。 1972年のダイヤ改正で、戦前の南海鉄道時代からの長い歴史を持つ客車による紀勢線乗入列車の運行は廃止となりました。これに伴い役目を失ったサハ4801は廃車解体されました。 前のページ 次のページ |